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1 われの過去を知りたきものは 今のわれを見るがよい

2 われの未来を知りたきものは 今のわれを見るがよい

3 今日の自分は昨日の自分でないように 明日の自分は今日の自分ではない

4 生きるとは 仏になるための厳しい修行なり

5 坐る念仏これ坐禅 念ずる坐禅これ念仏

6 坐って仏に出会うはこれ坐禅 念じて仏に出会うは念仏

7 十方三世一切の諸仏諸尊菩薩摩訶薩摩訶般若波羅蜜とは あらゆるすべてのものを 仏として尊ぶことなり

8 死ぬることなし 花から実 実から種 種から芽 芽から花 姿かえるのみ

9 自然の営みすべてよし 新緑もいいが紅葉もいい 芽吹きもいいが落葉もいい

10 つめたき氷も時がたつと水となり あつき湯も時がすぎると水となる

11 さむき冬も時がたつと春になり あつき夏も時がすぎると秋となる

12 寒き世を耐えて 彼岸を待つ福寿草

13 熱き世を堪えて 彼岸を望む日照草

14 仏に願わず 仏に誓う

15 仏を外に求めず 内に求む

16 仏は遠くにいまさず 仏は近くにいます

17 光あり 水あり 空気あり 無量の恵みいかにかえさん

18 夏来りなば 秋遠からじ

19 苦来りなば 楽遠からじ

20 秋来りなば 冬遠からじ

21 楽来りなば 苦遠からじ

22 地獄・極楽 この世にござる

23 仏も餓鬼・畜生も 我が心にござる

24 お浄土は遠きところにあらず 近き心の中にたたずむなり

25 阿弥陀さま あいたき仏とたずぬれば わが一呼吸にあらわれにけり

26 ご先祖のお里帰り 家族そろって年一度のおもてなし

27 赤信号みんなで渡れば恐くないけれど 青信号まじめに渡ればもっと恐くない

28 向こう岸に渡らんと大きな船に乗りしも 欲の荷物が重すぎて進まぬ進まぬ

29 向こう岸に渡らんと丈夫な船に乗りしも 我(が)の荷物が多すぎて進まぬ進まぬ

30 七転八倒の苦しみを七転八起と念じられ 手も足も出なくなりにけり

31 紅葉が 幽雅にひらりひらりと帰りけり

32 銀杏をのこして蝶舞うごとき 公孫樹かな

33 こだわりのグルメは性にあわぬは 沢庵・茶漬けの味のよさ

34 大きな車は膚にあわぬは スイスイ単車の心地よさ

35 百八の煩悩は 百八の菩提

36 迷いは 悟りへの第一歩

37 寒中に耐えてかがやく 福寿草

38 寒風に吹かれてにおう 梅の花

39 生きて生かされ 永久(とわ)に続くは この阿弥陀(いのち)

40 生まれかわり死にかわり いつになってもやまぬは この無量寿(いのち)

41 死んでも死なないこの生命 (いのち) だれがくれたかこの生命(いのち)

42 赤子が知恵つき人となり 人が智慧(ちえ)つき仏のとなる

43 無垢(むく)な赤子は 仏のごとし

44 喧嘩や訴訟は 阿修羅のごとし

45 人は末法というが 吾が心はいつも正法眼蔵

46 人は地獄というが 吾が心はいつも極楽浄土

47 自然のめぐみにはぐくまれ 大地に根ざす草花かな

48 雨風に散りゆく梅の花 後には実つけ葉茂る

49 青梅も 梅干しになれば妙薬となる

50 渋柿も 干し柿になれば美味になる

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