勝尾寺から中山寺までの中間点にあるのが佛日寺である。
かつては麻田城(陣屋)付近にあったのが、1654年に現在の地に移転した。
麻田城外から麻田城を望む景勝の地に建立したのである。現在も山門から南方を眺めると、
蛍ヶ池駅付近から弁天町の海遊館方面が一望できる。
それだけではない。佛日寺は巡礼者が距離的にも、時間的にも一休みするのに、ほどよき地に位置しているのである。
現在、巡礼街道から南側に離れた位置に佛日寺があるが、江戸時代は、佛日寺の北限が巡礼街道に接近していたと古老が伝えている。
当時の広大な伽藍が慕ばれる。
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