悲運な水子を安らかに成仏させてくださるお地蔵さまが水子地蔵尊である。
水子とは、死産や流産そして妊娠中絶によって、この世を見ずになくなった悲運な赤子のことで、近年特に無節操な考えも手伝って、急激に水子が増えている。そのうえに、優生保護法が制定され50年にもなり、この間に胎児の中絶が、実に6千万体以上にもなっているといわれる。しかし、これらの水子に対して世間の人々は、一体どうしているのだろうか。無責任にも闇から闇に葬るだけで、何一つ供養していないのである。人間として生まれるべき縁を得ながら、この世を見ることもなく、父母の愛を受けることもないまま捨て去られていることに、深い哀惜の念を感ぜずにはいられない。また、供養されない水子に苦悩している方も多いにちがいない。
そこで、水子を懇ろに浄め供養するとともに、宗教・宗派を問わずお互の心根に潜む苦悩を解消し、心のやすらぎを得るために、水子地蔵尊を建立し、佛日寺御開山三百年遠忌の記念としている。
水子供養
毎月第2日曜日 午前9時より
3・9月 彼岸中日 午後2時より
8月22日 地蔵盆会 午前9時より
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身を責めて祈る心の深ければ如何なる罪も消えるべし
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