隠元禅師没後350年 麻田藩青木氏入封405年記念
『戦国武将青木氏と黄檗』 〜摂津国麻田藩青木氏の生い立ち〜
令和3年は豊中市制施行85周年、そして地元の豊中市・池田市が麻田藩の領下となって405年になります。今春(令和4年)4月3日は隠元禅師の没後350年を迎えます。 この千載一隅の好機に記念事業を開催致しました。今回の事業は令和2年8月佛日寺大施餓鬼にて、青木一章氏、高畑亮介氏、佛日寺と共に実行委員会を立ち上げたことがはじまりとなります。高畑氏とのご縁で小和田先生には快く講演会の講師をお引き受け頂き、 また両氏のご尽力により豊中市様にもご賛同頂き、隠元禅師没後350年 麻田藩青木氏入封405年記念 『戦国武将青木氏と黄檗』 〜摂津国麻田藩青木氏の生い立ち〜と題し、展示会、講演会、史跡巡りを共同開催させて頂きました。
この度の記念事業に多くの皆様のお力添えを賜りまして、厚く御礼申し上げます。
◆特別展示会
会場:豊中市文化芸術センター 特別展示室
時期:令和3年11月9日〜12月26日
麻田藩と黄檗宗とのつながりに関するものを中心に、本家青木淳一氏の所蔵する鉄兜や旗、佛日寺の所蔵する二代藩主肖像画、隠元禅師頂相、佛日寺旧伽藍図、端山和尚記念録等を展示。
◆講演会
会場:豊中市文化芸術センター 多目的室
時期:令和3年11月23日 13:30〜15:30
基調講演 社会教育課(学芸員)・濱田恭幸先生「麻田藩とその遺構」
講演 静岡大学名誉教授・小和田哲男先生「戦国武将 摂津国麻田藩青木家を探る」
豊中市様のYouTube「とよなかちゃんねる」にて講演会動画配信中!
≫0:00 社会教育課 大澤亮太課長挨拶
講演会には麻田藩関係者である本家青木家、分家青木家、高畑家(藤原家)、阿澄家、太田家、中村家、宮本家、明石家(祝家)、西田家(関家)、才脇家(関家)、備中領代官安倍家(細川家)の皆様が一堂に会されました。 会場の後方には青木一重公300年祭の集合写真が飾られており、100年後の次回500年記念も子孫がご縁を大切に守り再び結集することを誓い合いました。
◆史跡巡り
時期:令和3年12月3日 11:00〜15:30
午前:蛍池周辺の麻田陣屋の旧跡巡り 豊中市主催
午前:歴史民俗資料館、佛日寺(開山堂、歴代藩主墓地、十六羅漢図) 池田市主催
午前中はモノレール柴原駅に集合。豊中市の濱田先生による順路説明により常楽寺様、麻田藩陣屋門(上西様邸)、旧能勢街道の道しるべ、圓満寺様、麻田藩陣屋南側の堀跡、麻田藩陣屋切妻桟 瓦葺門(小谷家様)、麻田藩旧石碑陣屋跡等を巡りました。
午後は阪急池田駅集合。池田市の中西先生による案内により、星の宮(明星大神宮)、歴史民俗資料館にて特別展「古地図に何がかかれている?」を見学。佛日寺では本堂で寺院の説明、開山堂では木像や歴代位牌の見学、 佛日寺会館にて文化財保護審議委員吉原先生による十六羅漢図の解説、最後に麻田藩歴代藩主の墓地を見学して終了しました。
この史跡巡りは滅多にない豊中市と池田市のコラボ開催となりました。解説ご案内頂きました両市の職員様、誠に有難うございました。